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IDE School

空間経済学および都市経済学のための応用計量経済学に関する「IDEスクール 2023」

ジェトロ・アジア経済研究所は、空間経済学および都市経済学のための応用計量経済学に関する「IDEスクール 2023」(10月23日~24日)および都市経済学関連ワークショップ “Advances in Spatial Economics”(10月26日)を開催しました。

左)開会挨拶 右)Hans Koster教授による講演

左)開会挨拶
右)Hans Koster教授による講演
IDEスクールおよびWSのプログラムを、ジャック・フランソワ・ティス 上席主任調査研究員が中心に企画しました。 スクールには同分野の最先端の研究を牽引するHans Koster 教授 (Vrije universiteit Amsterdam, Timbergen institute) および中島賢太郎 教授(一橋大学)を招き2日間の集中的なプログラムを実施しました。東アジア・東南アジアおよび国内の若手研究者・大学院生(後期博士課程)計13名がプログラムを受講、うち5名が研究発表を行いました。

左)若手研究者による研究発表 右)ディスカッション

左)若手研究者による研究発表
右)ディスカッション

講義では受講生に適宜問題を出し、回答をリアルタイムでスクリーンに表示させつつ質疑応答を進めるインタラクティブな形式で、和気あいあいとした雰囲気の中で講師・参加者間の積極的な質問と討論が行われました。また数名の参加者による研究報告では、講師陣や参加者から様々な質問や意見が寄せられました。全体を通して、交通、被災からの復興、アメニティーと都市経済の関係といった多様なテーマ・アプローチがあり、短期間で幅広い内容を含むプログラムとなりました。

さらに、続く10月26日に開催したワークショップでは、空間経済学の国内外の専門家7名を講師に迎え、各自の最新研究についての講演が行われ、およそ20名の研究者を交え活発な議論の場となりました。

ジェトロ・アジア経済研究所では、今後も都市・地域経済学分野に留まらず、このような若手を対象とした知見交換・成果普及の機会を推進してゆく予定です。